こんにちは。ハノイのサンレッドリバー1Fにある「筋膜ラボラトリー」です。

皆様の腰痛を根本から解決するための腰痛講座第2回。

今回は内臓下垂から来る腰痛です。

まずは下の絵をご覧ください。これはお腹を輪切りにした断面図です。

骨盤とろっ骨の間には背骨以外の骨がありません。お腹の中には内臓が入っていますが、ろっ骨のようにこれを覆う骨が無いのです。

お腹の部分は骨の代わりに筋膜や筋肉、腱膜が何層にも重なり壁のように内臓を取り囲んでいます。

この構造を「腹壁(ふくへき)」といいます。

腹壁は内臓を守るだけではなく、ろっ骨を支えるという仕事も担っています。

腹壁は、背骨より腹側に前後それぞれ一対ずつと横に三層の腹筋群、腹筋群に包まれるようにして腰の最強の筋肉である大腰筋。背骨より背中側に背骨を支える筋肉群。これらの筋肉をそれぞれ覆うようにして筋膜や腱膜がぐるりとカバーしている構造になっています。

この腹壁は内臓を支えるための圧力がしっかりかかっている状態になっていないといけません。

この圧力のことを「腹圧」と言います。

腹圧の強さは呼吸の深さと前回学んだ「多裂筋」からの「バランスをとるためにお腹に力を入れなさい!」という命令の強さで決まります。

私たちはストレスがかかると体を丸めて内臓を守るシステムがあります。すると、横隔膜の動きを妨げ、呼吸が浅くなってしまいます。

ストレスがかからない人は存在しません。私たちは2、3歳で自我が形成されて以降、生涯を終えるまでストレスがかかり続けます。

ストレスを抱え土踏まずも弱っているわたしたち現代人は非常に腹圧が弱いのです。

その上、海外で暮らす日本人は外食の機会も多くただでさえ胃腸や肝機能に負担を与えています。

腹圧が弱くなり内臓が下がることから来る腰痛に悩まされる方は3つの原因の中でも最も多いのが現実です。

整形外科学会の中では「腰痛の原因は100%ストレスである」という見方もあるくらいです。

何度も書きますが、ストレスが無い人間は存在しません。無いという人はうまくコントロールしているか、慢性化しすぎて鈍くなっているかどちらかです。

怖いのは後者です。或る日突然激しい腰痛に襲われる。何をしたわけでも無いのにぎっくり腰になる。

おへその下に重だるい感じを覚えてはいませんか。

腸は元気ですか。快食快便ですか。冷え性はありませんか。

腸は自律神経に支配されない第二の脳みそ。腹圧が弱まると、途端に腸の働きも悪くなります。

去年に引き続き、今年も腸活が流行ります。大切なことです。

筋膜ラボラトリーでも腸活プログラムを用意しています。

セルフの腸活講座も何回か行っています。

歩いていてすぐ疲れるのは何も足のせいだけとは限りません。下がってきた内臓の重さで疲れることも多くあります。

メタボリックになってはいませんか。

腹壁をリリースして本来の腹圧を取り戻しましょう。

内臓下垂から来る腰痛はすぐにもっと重篤な病気へとつながります。

腰痛3回目は膝の安定。腰痛と膝がなぜ関係するのか。

しっかりと学びましょう。

 

 

 

 

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